Paola’s cV from outside

Rolfing

今秋予定しているパオラさんのワークショップ。肝心なこと忘れていました。ザックリとパオラさんといっても、一般の方には一体誰かわかりませんよね。ちゃんとしたご紹介する必要があると、今更ながら気づいた次第です。形式的な自己紹介はこちらのファイルからご確認ください。ワークショップに関しての詳細はこちらからどうぞ。またパオラから日本の皆さんに向け、直接メッセージもいただいていますので、こちらもご一緒にどうぞ。

パオラに関して、ドイツ在住のロルファー™、タカミさんのブログに書かれていたもの発見しました。このタカミさん、実際にまだお会いしたことはないのですが、まぁまぁレアな方だと至る所から伺っております。こちらは彼女の視点から書かれたものですが、勝手にリンク貼っております。約10年近く前のブログですが、ヨーロッパのロルフィング・コミュニティーがこうした歴史を持っていたとは知りませんでした。

でもタカミさんのブログに書いてある通り、パオラに関しては全体的バランスのとれた感じということは、実際にパオラからトレーニングを受け感じていたので、読んで納得です。表面だけなぞると面白みに欠ける感じなので、悪く言えば一般的で特段目新しくなく、器用な方にはイマイチ物足りなく感じるのかもしれません。でも、基本を重点的にわかりやすく教えてくれた印象は、非常に強く残っています。確かにロルフィングを自由に発展させていると言われるジョバンニのクラスは、非常に面白くて刺激的で、インスピレーションの連続だったので、毎日ワクワクの連続でしたが、それもこれもパオラから習った基礎・基本が確立できてからこそできる芸当でしょう。

クラス中、彼女がよく言っていたのが「色んな理論や技法に眼が行くのもわかるが、まずは基本をしっかり忠実にこなせるようになれば、もし途中で迷ってもいつでも戻ることができる」ということでした。実際にセッションをしていても、そう感じるコト時々アリます。特に私なんて一般的、いわゆるフツーと言われるのが大嫌いな性格なので、かなり自由にセッション組み立てていますが、パオラからの教えを私なりに理解しているつもりなので、いざとなればいつでも基礎的なアプローチに戻り、またそこから組み立てていけると考えています。この辺りいい悪いの問題ではなく、基本さえ抑えていれば本人の性格やスタイルの違いとして、多様性ある捉え方で結構だと考えております。

実際に、ニコヒロWSで2019に来日したニコラも言っていましたが、彼がロルファーになった頃はいわゆる第一世代の講師陣(Peter Schwind, Robert Schreib, Hubert Godard)がメインだった様で、各々の講師が非常に個性的で強烈だったので、生徒としてそれはそれで大変だったみたいです。あまり一人の言うことに固執すると、他との兼ね合いがまずく感じ、全部をまとめたいと思っても、三方互いに干渉しあってどうせりゃいいか迷っていたと言ってました。そうしたパイオニアとも言える偉大な講師陣の教えを、彼女なりに上手にまとめて徹底的に基礎的なマニュアル・アプローチを追求し、それをモットーとして指導時の最優先事項とする彼女のやり方は、流石です。元体育教師だけに、教え方にも定評があるようです。

パオラとは、ベーシック・トレーニングのphase1、Touchのクラスが初顔合わせでした。ボディー・ワークのロルフィングにおけるコミュニケーションとは、タッチとムーブメントそして、言葉の三種が核として存在していると感じる私としては、かなり重要なスキルの一つだと捉えています。このTouchについて、これまで出会った尊敬に値する先人たちからの見聞を、自分なりに感じている部分として、教えてもらったからといって簡単に出来ないコトだと感じています。いわば、教える教えてもらうといったものじゃなく、その人の歩んできたこれまでの人生そのもの、と言っても過言ではない領域だと捉えています。何しろ感覚・知覚の問題ですから、生活背景から習慣から文化など多種多様すぎて、こればっかりはマニュアルなんて存在してもただの情報でしかなく、その場その時で変化する流動的なコトだと捉えています。

そうした一面も考慮して、今回前半戦のアシスタントを田畑さんにお願いした次第です。何しろタッチにおいて私の知る限り、田畑さんと肩並べれる人は、そうそういないんじゃないかと勝手に思っているからです。まぁ田畑さんの場合は、タッチ以前の知覚状態の領域でもありますがね。この辺をニコヒロ同様、講師同士が互いに敬意を持ちつつ認め合いながらクラスを進めてくれると、今後の全体的なロルフィング・コミュニティーの発展につながるのではないかと期待しております。

前半戦は、脊椎をテーマにした手技や解剖学的理論なんかをやってくれるようです。以前にはムーブメント&アプライド・キネシス・セラピストとして、脊柱管狭窄症、腰痛、関節炎なんかを扱っていたそうですから、そうした観点からも積極的に技法を取り入れられたであろうパオラのマニュアル、身体療法者やボディーワーカーにおいては、十分に活用できるアイデアをいただけるコトでしょう。

後半戦は、脊椎から肩甲帯・骨盤帯を通した四肢への繋がりをムーブメントでやってもらいます。まさに統合セッションである肝を、ムーブメントでやっちゃおうと、企画されています。実はコレ、個人的に非常に興味がある内容です。トレーニングの統合セッション時に、簡単な動きを取り入れた技をパオラから習ったのですが、今回はより深いところまで探ってみたいと思い、ムーブメント講師の面目をここ日本でフルに発揮してもらう予定です。普段のムーブメントWSは田畑さんのイールド系が多いので、ヨーロピアンの質実剛健なるムーブメントは又、楽しみです。

こちらは身体骨格軸を通した、全体的な連続性が重要なムーブメントとなっているので、身体の探求好きな方も、十分に楽しめるのではないでしょうか。ロルファーに限らず、役立つ内容盛りだくさんです。自分のセルフケアを目的として受講するには少々お値段張るかもしれませんが、生業として身体を観るヒト・表現するヒト・指導するヒト、是非ご一考ください。2021秋のパオラ・ワークショップ、絶賛参加者募集中です。

個人的に感じているのは、ニコラや田畑さん・ジョバンニのようなインスピレーション型とは違って、基礎的理論や解剖学的観点から科学的立証に基づいた、基本的マニュアル型という感じでしょうか。だからと言って解剖学用語を多用せず、初心者的一般素人にもわかりやすい言葉で教えてくれるのは、ベーシック・トレーニングで培った指導法スキルでしょう。それだけ理解もしやすく、自分自身でその後のスタイルを確立しやすいよう、丁寧親切に教えてくれる印象です。

どちらのタイプも甲乙つける必要なく、知識と知覚両者をバランスよく頭に入れながら身体にも落とし込めると、自分自身の方向性へ向け、より一層理解が深まる気がしています。違うモノと捉えるか、違った視点として受け入れるか、が重要ではないでしょうか。ジャッジメントすることで、未知なる可能性への門を閉ざすのか、ひとまず違った視点・捉え方でのぞいてみるか。まぁ、食わず嫌いだったなんてコトもあるかもですね。

繰り返しになりますが、総括するとパオラの魅力として、こうしたヨーロッパの第一線で活躍した世代から受け継いだ理論や技法を基礎体系として、わかりやすく丁寧に指導するところでしょう。どうしても目新しいコトや特異なモノに眼が行きがちですが、初心に返った振りしてこうしたクラスを受けてみると、新たな自分の方向性見えるかもですね。まだまだ参加者、募集中です、お申し込み・お問い合わせはws@rolfing-den.comまで遠慮なく、こちらからどうぞ。

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