10号クローサー

台風10号クローサーに会いに、久しぶりに海行ってきました。宮崎までなかなかの距離を、かつ連休の渋滞にかすかに巻き込まれながら行くと、まぁ悪くない。挙げ句の果てには鹿児島まで南下して、昨晩約4時間ほど車をぶっ飛ばして、戻りました。

宮崎市は、恐らく7−8年ぶりだったと思います。えらい変わりようでした。特に日南あたりでは、とんでもない勢いで変化していましたね。海沿いの田舎は、どこもあんな感じになってワチャワチャするんだろうなぁと横目で見ながら、海に浸かってリフレッシュしてきました。

というか、身体のバランスを海上でどう感じることができるのか、変化を楽しみにしていたのですが、そうそう上手くいく物ではないようです。まぁ単に、私が下手くそということでしょうが。昨年末の波乗りが最後だったので、その後の身体の変化が、海ではどんな感じなのか試してみたかったのが本音です。

普段の生活を送っていると、合間や途中で身体に対しての感覚を見直しながら、修正入れたり意識し直したりと出来るのですが、波乗りではそう簡単にいきませんでした。どうやらまだまだ足首と膝の柔軟性が足りず、しっかりと体重が乗っていませんね。まだそのあたりの意識が薄いのか、すでにできているパターンを崩す必要あるのかですね。

それだと小手先の波乗りできますが、外から見ると腰が引けてるただの下手くそにしか見えないでしょう。どれだけいい波乗っても、所詮板の上に乗っているだけです。もっとガツンと体重乗っけて、板ではなく「波」に乗るともっと楽しいのですが、そう簡単にことはいきませんね。

そもそも私がこうして身体のことに興味を持った理由は、いつまでも波乗りをして楽しい人生を謳歌したいという不埒な動機から始まっているので、きっちりと身体へと落とし込んで、身体の使い方が良い状態をいつでもキープできるよう継続していきたいです。波乗り師という人種として生涯を過ごすために、今後も精進あるのみです。

そういえば、田畑さんがムーブメントプラクティショナーになっての20年目ということでした。昔からよく職人の世界で言われていることですが、10年やってようやく仕事ができる、もしくは覚えたと言われる程度で、20年継続して初めて一人前として認められる世界でした。

ロルフィングのみならず人生を謳歌する人々は、ある意味職人だと感じていますので、素直に感心させられます。どんな分野でもこだわり続け、自分自身が納得のいくものを追求する姿は、職人以外の何物でもないでしょう。これまでの20年で、自分の手法を模索しながら独自に発展させてきていますので、これを偉業と言わずになんというのでしょうかね。人の言うことやることを、そのままやっている訳ではなく、己の感覚でここまで来るには、相当な努力や苦悶があったと想像します。

守破離でいくと、最後の段階あたりに踏み込んでいく時期なのでしょうか。実はとうの昔にその領域へと達しているのでしょうか。まぁご自身が考えてやっていらっしゃるので、外野がゴチャゴチャ言う必要もありませんが、教えを請う身としては、いつか肩を並べてやろうぐらいの勢いなので、これまで同様、我が道を突き進んで欲しいものです。何はともあれ20周年、おめでとうございます。