鬼哭啾啾

見事なまでに狂ってるNotice

再燃したコロナ禍での、関東遠征。マスクはめときゃ安心なのか、あの非常事態宣言時の様な緊張感もどこ吹く風で、賑わっている様でした。それでも通常に比べるとさっぱりだそうで、おのぼりさんからすると比較的楽な移動にゆったりした観光が出来て、悪くない感じでした。

と言っても何も特別なコトしたわけじゃないですが、今回の短い滞在で波当てるのは至難の技だと思い、東京下町に潜伏しての隠密ミッションこなしてきました。隠密ゆえ、こちらで公表できないのは非常に残念ですが、時が来た際には真っ先にご紹介しますので、お楽しみにお待ちください。

個人的ミッションとして、今回はやはり下町滞在というコトで、浅草寺の御神籤に再挑戦してきました。この浅草寺の御神籤には因縁があるんです。時を隔てて約20年前、初めて訪れた浅草寺で何げなく引いた御神籤は、凶でした。それまでの人生で初の屈辱を受けた若かりし傳さんは、若気の至りに任せ、頭にきてそのままひき続け凶を2連発。流石に凶3連発は相当なダメージを負い、そのまま撃沈。結果、社会不適合者への道を爆進する、きっかけ的トラウマになったのでありました。「江戸の仇は、も一度江戸で」と、この機会に再チャレンジ。無事に吉を引き寄せ、これにて今生二度と、浅草寺には近づかぬと誓った所で、ファーストミッション・コンプリート。これにて安心して、次なるミッションへと進めた訳です。

みなさん気になる第二のミッション。これまた傳さんには珍しく、映画鑑賞なんぞしてきました。日本では11/28から渋谷の映画館のみで上映だったので行ったわけですが、流石にこのコロナ禍じゃ、ガラガラかと思いきや、満席御礼の垂れ幕が。本当に満席で、皆さんコロナ来れるもんなら来てみんかいって感じでした。予告では結構どぎつそうで「これは血と暴力に彩られた現代の寓話」とありましたので、どンなモンかと思って観ましたが、予想以上のバイオレンスに破廉恥行為なんて当たり前、文句なしのブッチギリ・バリバリR指定、全開でした。人種のるつぼ、ブラジルで制作された「BACURAU 地図から消された村」

基本的にブラジル映画は、人間臭さが思いっきり出ている感あるので嫌いじゃなく、あの国ならあり得そうな出来事で非常に面白かったです。ブラジルの社会状況の現状をちりばめながら、人間の性をぶちかましてくれた気がします。もしご興味ある関東在住の方、是非ご覧ください。

帰り道で感じたのですが、地下鉄はそんなに混んでなく私の乗った車両には約20名ほどでした。普段公共の乗り物なんて乗らないのでわかりませんが、そこに乗っている人々全員がスマホ片手に何やらやっておりました。私一人だけ、携帯持たずに周りをキョロキョロして不審者のようでしたが、中には2台持ちの両刀使いもいまして、皆さんお忙しいこと。通りを歩けばどこが密なのか理解りませんが、ご丁寧にマスク着用の上、これまたスマホ片手に前も見ずに歩く輩の多いこと。テレビをつければ、大本営発表「本日の感染者数と可能な病床数」Go to Travel 自粛報道に一喜一憂する商売人と旅行者たち。

全ては関東・日本に限った話じゃないですが、そンな社会状況が何故か滑稽に見えたのは、私が九州の田舎者だからでしょうか?映画のフライヤー上部にある”見事なまでに狂ってる”は、私にとっては先ほどの人間臭くエグい映画よりも、この社会状況の方じゃないかと感じた次第です。

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