年内最後の、博多ムーブメント・ワークショップ。こちら一応、連続モノの如くやっておりますが、初めての方でも全然問題なく参加いただけますので、ご遠慮なさらず。また、一度参加したからといって最終最後まで必ず参加してもらおうと、楽屋に連れ込み洗脳を試みるようなコトなど一切御座いませんので、ご安心下さい。
登山途中でこちらをご覧になっている方、ありがとうございます。まずは今在る自然の状態を楽しんでください。ぜひお時間ある時にでも最終最後までお付き合いしていただけること、願っております。決してイカガワシイ勧誘ではありません。また終了後、私が責任をもって回収いたしますのでご安心を。
まずはこちらから、【第三章】要領をどうぞ。なお今回より、表題のオノマトペの綴り、フランス語に変更されております。特に意味はございません。ただ、なんとなくです。また前回までの様子も序章編と第二章からご覧いただけますので、気になる方はどうぞご覧ください。
とまぁ、大まかな概要はいつもと変わりませんが、初めてご覧になる方もいらっしゃると望んで、こうして毎回丁寧に、お知らせしております。
さて今回のターゲットとなるタイソクですが、案外誰もが見落としがちなところなんじゃないかと考えています。事実、私自身あまり意識できておりませんでした。やはり簡単に眼が行きやすい前面、腰や肩の痛みなんかで意識しやすい背面ばかりに気が行ってしまうものです。側面への意識なんて、子供の頃の持久走で脇腹が苦しくなったときや、遠い昔に肋骨イカれた時ぐらいしか記憶に残ってないですね。
でも、この側面であるタイソクがきちんと意識できるようになると、体表全体と外界の境界線が極めて明確になってきて「自己と周囲との距離感」いわゆる「空間・間(マ)」というものが観えて来るように感じます。オマケに四肢の連続性が、軸を中心として全体性を伴った繋がりとして感じられ、足と腕の連動性に改めて驚くことでしょう。各々が差別化されて違ったパーツではあるものの、やはり「ジンタイ」という一つのユニットとして、密接な関連性を所有しているコト、憶い出して参りましょう。
また私独自の解釈として、ヒトは常に前を向き、先を見ながら進んでいると考えており、いわば前方を「未来である将来」と捉えると、背面である後部は「過ぎ去った過去」だと捉えるコトができます。この過去は、消そうにも消せない。捨てることも書き換えるコトもできない。一生背負っていく責務として存在する、貴方だけのストーリーです。また、いかなる未来を想像し、創り出すのも貴方次第です。この背後に背負っているストーリーを、あなた自身のこれまで進んできた航跡だと素直に認め、この先未来に向け、自分の思い描いているストーリーを創り出す為に、前後を繋げる役目をしている。それが、現在とも捉えられるソクメン。即ちタイソクとして「今在る自分」が、非常に重要だと感じております。
軸という「核」たるモノとはまたちょっと違う意味合いですが、現在の自分の立ち位置とでもいいましょうか、個人的には「今現在の自分自身の足元」的な捉え方です。あまり言葉で説明するとおかしな方向に行きそうなのでこの辺にしておきますが、気になる方は自分自身に置き換えて考えてみると理解りやすいかと思います。
こうした自分自身の「現在の足元・立ち位置」と私が勝手に考えているタイソク。この体側が明確に意識出来るコトで身体内の立体感が増し、また外部環境との境界線として、空間認識や周囲との距離感がより掴みやすくなるでしょう。