四王寺

ようやく自粛宣言、解除されました。が、一部地域ではまだそのままの状態のようです。しかしよく、こんなわけの分からぬ方針を打ち出せるものだと感心します。世界中で波乗りまで禁止になっているというのは、一体どういうことなのか意味がわかりません。みんなが自粛してるからお前らも遊ぶなってことなんですかね。

基本的に海の中では、いわゆるソーシャルディスタンスとやらは確保できていると思うのですがね。個人行動であればそんなに問題はないと思ってますし、本来波乗りなんて一人でやることだし、そのほかにも個人でやっている分には最低限のモラルを自覚していればいいと思うのですが。まぁ、宣言が解除された途端に外に出てくる人が多そうですが、この福岡はこの週末は雨の予報なので、それだけが不幸中の幸いです。

最近もっぱら山専門の私のホームグラウンドは、四王寺山で筑紫平野から福岡市街、遥か彼方には博多湾まで一望できるいいところです。標高自体は500m弱で全然高くはないのですが、万葉集にも詠んだ歌が採録されているほど歴史があり、山頂には古代山城が設置されていたようです。

だいたい一日に数組の方と出会いますが、皆さん流石にそれなりの格好をしてバックパックやら杖やらと山を知っていらっしゃる。そんな中に突如現れたボードショーツにTシャツ、足半、サングラスを正装とする海男は、遭難している感じに見えるのでしょうか、時には「軽装ですね〜」とお声がけ頂きますが、おそらく本心は「こいつ山をナメてる」でしょう。はい、ナメてます。

海と違って酸素はたくさんありますし、いざ遭難しても湧き水もあるので死ぬこたぁ無いとタカくくってます。まぁよっぽど運が悪けりゃお手上げですが、その時はその時です。足半山歩きにも慣れて履きましたが、自粛解除となった福岡のこの週末は、ウジャウジャ人が湧いてきそうなので、家にこもります。