Where I am.

Rolfing

空間身体学WS「あなただけのモノサシ」総勢14名の参加者の方々、本当にありがとうございました。いやはや、見事にやってくれました。さすがは安心できる田畑さん。参加者の方々も、非常にモチベーションが高く最高のクオリティーでした。ニコヒロも最高でしたが、今回もまた非常にいい出来で、文句の付け所一切ありません。わたしゃ本当に恵まれてます。

家に戻った瞬間から、頭と身体が一気に思い出した如く疲れ出てきましたが、さりげなく興奮冷めやらぬ状態です。昨年はこうした状態から燃え尽き症候群へと突入し、でれでれになってしまいましたが、今回はそうならぬ様、次なる仕掛けを施していきます。すでに、首都圏開催やら他地域での開催のお話もいただいていますが、どうやらアニキ多忙につき、今暫くお待ちください。

とはいうものの、そろそろ自分自身の関東遠征も復活していい頃合いです。ややこしい時期が終わるの待っても、どうしようもなさそうなので、来月辺りから関東セッション復活していきたいと考えています。そうすりゃモノサシWS関東編も、もう少し具体性帯びてくることでしょう。

今回のモノサシWSで、一つ気になることありました。一人の参加者からの質問で、自分自身の持ってるモノサシ、時と場合によって消える、無くなることがある。というような質問出てました。これ、非常に重要なことで、今回の企画ポイントでもある気がします。個人的に思うのは、それはモノサシとも言えるし自分の軸・核とも呼べるんだけど、それってマインドで出来上がった、イメージなんじゃないかと。消えるモノサシなんて乱暴に言うと、ただ偶像で作り上げたハリボテの自分自身でしかないのでは?

いわゆる顕在意識とやらで作り出されたイメージは、ボディーイメージやセルフイメージ同様、記憶や自分自身の願望、エゴといったものを含んで都合よく作り出されるもので、新たな知識や見聞、ちょっとした経験から比較的楽に書き換え可能。それって核に在るモノではないでしょう。そのさらに奥深く、自分でも気づけない位置、いわゆる潜在意識とやらに本能的に潜んでいる自分自身の核。今回の場合では「モノサシ」が在るのではないでしょうか。それは自分が思っているほど、かっこ良くないし素晴らしくもない。そうした面も勿論あるけど本当は醜く、情けなく、とてもじゃないけど人前に晒したくないコトも共存しています。そうした自分と向き合い、受け入れ、認め、往生する。そこに大きなヒントが隠れている気がしませんか。

実際ロルフィングトレーニング受けるまでは、質問した彼女同様の考え方ありました。自分の場合は、「俺は俺だから」みたいな考え方・捉え方でしたが、ある時これまで考えてきたというか認めてきた俺自身が、実はただの偶像でしかなく、イメージで作り上げられたものだと気付いたときに、一体俺自身って何者なんだと自問自答した記憶が鮮明に残ってます。確かフェーズ2と3のはざまに滞在した南アフリカでした。2−3ヶ月の期間、広大な大地と海、そして空。そんな大自然の中で悶々と過ごした時間、答えなんか勿論見つからないけど自分なりに消化し納得した結果がこんな感じです。

そのモノサシを無理に探す必要なんかなく、人間が生きている限りそれは在るんです。ただ黙って受け入れ、認めることが大切で、それが消える無くなるなんてことは、棺桶に足突っ込んだ時でしょう。あなた自身が観えてなくても気付いてなくても、それは必ず在る。自分のアイデンティティーとでもいいましょうか、これまで人生を過ごしてきた尊厳や誇り、そしてこれから先の人生を生きていくだけの自信。そうした人生を周りでサポートしてくれている人々への感謝の心さえあれば、あなたのモノサシは、自ずと芽生えてくるものではないでしょうか。

あくまで私個人的な意見ですが、これも私の人生経験やちょっとした知識から得た教訓とでもいいましょうか、考え方・捉え方です。一つの視点として心に留めていただき今後の生活に活かしていただけると、主催者としてやった甲斐あり光栄です。いつものごとく、謎のマスクマンも登場してくれたので天晴れでした。