冨嶽三十六景

Rolfing

ようやく博多に戻ってきました。今回の関東遠征は少々長かったのでいろんなことやってきましたが、何と言っても空間身体学、高尾モノサシ。参加者の方からこうしてフィードバックいただいています。今回も多岐に渡った生業の方々に参加いただき、皆さんそれなりに感じ取ってくれたようです。前回書いたように、田畑さんのモノサシは異次元まで計測可能な万能モノサシでしたが、それになんとかついてきてくれた参加者の方々それぞれの感じたイリュージョン、ここにご紹介します。

私自身は、エソテリックヒーリングや演劇など、見えないものとよく関わっているもので、それをより深めたいという思いがありました。高尾でワークしていた時に、身体の中でうごめく、何か変化している感覚があり、見えない影響が確実にあるということを実感できました。そんなわけで、とてもありがたい体験となりました。具体的に見える世界は、その前にある見えない世界の結果だと思っています。今後も具象化されるまえの世界により触れていきたいと思っております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

参加者がみんなボディワーカーになりたいというわけでもなかったと思いますが、それでもワークショップのテーマが空間や立ち位置を使った「癒やし」になっていたのは面白いと思いました。(イールドワークという言葉はこの日初めて聞いたのですが、テーマは癒やしだと感じました)また、「プラクティショナーとしてのトレーニング」みたいなテーマを出されながらも、結局は自分の身体を感じることが最優先なのだと、何度も何度も話されていたことも強く印象に残っています。あの日に受け取ったことを一言で表現してしまうとすると、「自分の体感覚を感じることを基準軸としながら、自分と相手を含む空間を感じ取り、その空間からのメッセージに委ねること」になるのかなと自分なりに整理していますが、まあ言葉で表現するとけっこう怪しいですね(笑)。ただ、改めて自分が自分の体感覚を疎かにしていることを痛感致しましたので、あの日以降はなるべく常時自分の体感覚をモニタリングするように心がけるようにしています。それが一体どういう具体的効果をもたらすのか、まだよく掴み切れておりませんが、でもそれはけっこう重要なことではないのかという予感もしています。今のところは「こんなにすごい効果が!」みたいなことはありませんが、地味に継続しようと思ってます。

私自身のフィードバック、出てきません。それどころではなく、モノサシ直後はぐったりとしていましたし、なんとか復活の兆しを遂げた途端に台風14号の到来。板持って伊豆下田へと急行してきました。久しぶりの波乗りでした。台風の進み具合と風の具合を見て行ったのですが、オフショアのビーチブレイク。これも久々のいい波でした。ボコボコにされましたが、、、。どうも身体がチグハグで、おまけに寒すぎでした。いつもの如く思い立って行っちゃったので、初日は宿がどこもなく、雨の中どうするかと頭を抱えたものでした。道中珍しく、美術館なんぞに寄って行ったのでついでに写真あげときます。

そんなこんなで、気付いたらあっという間に終わった関東遠征。また次回のお楽しみです。それよりもやらなきゃいけないことできちゃったんです。実は、、、

厚かましいことに、地元博多でヨガTTの解剖学講座を依頼されました。解剖学なんぞ主に独学でやってきた上、人からモノ教わる事が大嫌いな性格なので、人にモノ教えるなんてできるわけないと考えていましたが、ここはちょいと視点を変えて、これまでのやってきたコトを外に向けて発信ながら、も一回まとめ上げてみようかと思い、依頼を受けちゃいました。

この資料作りにまぁまぁ時間割いて、ようやくひと段落ついたところです。いよいよ明日ですが、10名ほど人いるらしいです。ちなみにドロップインも大丈夫とのことなので、興味がある方は私宛におしらせください。全くの一般の方向けということなので、初歩のショホからやっていく予定ですが、ここはやはりロルファー的に筋膜やら結合組織、ちょっとした空間身体学も織り交ぜ、独自の観点から切り込んで行かせていただきます。