どうやら、凄いコトになっているようです。NASA(米国国家航空宇宙局)が現在継続中の火星探査計画。つい先日無人探査機を送り込み、今尚調査を続行しているのですが、そんな国家機関をあざ笑うかのように開発を進める民間の宇宙開発企業・SpaceX社。その創設者として火星移住計画を発表しているイーロン・マスク氏が、面白いこと言い出しました。
この探査機を有人で行うにあたって、この宇宙飛行士に対してロルフィング・セッションを行うコトを必須条件として取り入れるよう言及しているようです。そもそもこのイーロン氏。「火星で死にたい」などと、ぶっ飛んだこと言ってる輩ですが、実現しそうな勢いでぶっ飛ばした人生送ってます。これにはロルフィングにおけるテーマ「重力との調和」も少なからず関与しているようですが、本筋として構造統合(SI)に対する、人体への影響が宇宙空間で非常に有益であるとした研究結果が、宇宙船への乗組員トレーニングにおいて必要だと認識されたようです。
事実、国際宇宙ステーションから2008年3月に帰国した宇宙飛行士の土井隆雄さんは「重力が小さい宇宙空間では体内の水分が移動し、体型が変化する」と語っています。そうした無重力状態では、従来の動きとは全く異なる身体動作法が必要であるということです。筋力維持のため不可欠な運動も、重力場で行う従来の方法と異なり、ある種ロルフ・ムーブメント的な身体感覚を研ぎ澄ました運動法が適切であるということでしょう。
話の本筋はここから。このイーロン・マスク氏。こうした情報を基にどうかは私の勝手な想像ですが、米国にある Dr.Ida Rolf Institute (DIRI) へと打診したそうです。ただしその際にあらゆる可能性を問いながら、本人の要望をお伝えしたようです。もちろん直接本人が対応したとは思いませんが、その要望とは、イーロン氏の曽祖母いわゆる、ひいおばあちゃんはカナダ初の女性整体師だったことが影響しているのか、東洋医学的な整体もしくは東洋哲学にも興味を持っているようで、あらゆる可能性を求めた手法を打診してきたそうな。
ここから一気に、話はぶっ飛びます。DIRIでイーロン氏を担当した方が、なぜか私が昨年末に機関紙Rolf Journalへと寄稿した際の編集長Anne Hoffさんだったようで、その記事をご紹介しイーロン氏はそれに大変興味を持っているとのこと突然のメールでお伝えしてきました。それでどうしろと言われても困ったちゃんですが、そんなことならまずは代官山のアニキにご連絡を、と丁重にお伝えした次第です。
どちらにしても若かりし頃よりF@#kin USと宣い未だ米国嫌いの私が、渡米なんてすることは(多分)あり得ず、こちらへ来るならよろしいですよと「一見さん御断り」を貫き通すか否か、どう対応していいもんかのんびりと検討中です。最近取り掛かったプロジェクトも少々山場を迎え大変な時期に、一度に二つのコトなんて考えるコトできないタイプなんです。でも上手くいったら棚からぼたもちどころか、とんでもないもん転がってきそうですね。
なんて言いながら先日のニュースでSpaceX社、11機目のプロトタイプ打ち上げテストでまたもや失敗なんてニュース出てました。でもこの人、絶対にやっちゃう雰囲気持ってるんですよね。実現に向け、突っ走ってほしいものです。セッションの件もお話ぐらい伺いますんで、条件次第ではアジアンヘイト真っ盛りのUSに殴り込みかけましょかね。