完結 

未曾有の大惨事とまでいきませんが、ややこしい世の中になってますね。まぁどこも状況は大変そうで、自宅待機要請程度で済んでいる我が国の非常事態宣言は、ましな方でしょう。九州戻りは来週ですが、以前よりも過ごしやすくなっている様な気がします。

さて先日の「守破離傳 in 代官山」みなさんにフィードバックをお願いしておきながら、自分のことは一切考えていなかったというお粗末な展開でしたが、なんとか纏め上げ、とてもいい企画だったと独り自画自賛しております。皆さんのフィードバック聞かせていただいたことで、違った視点から考察できたことは、本当に為になりました。

改めて自分自身のことを振り返ると、本当にいろんなことが起こりました。簡単には説明できませんでしたし、まだまだたくさん言い残した事たくさんあります。そこでこうして文章にまとめることも、よろしいのではと思いパソコンに向かっています。

正直に言いますと、ニコヒロに関しては完全にやりきった感で満足し、充実しています。自分の思い通り全てを、いろんな方々の協力のもと創り上げることができました。ワークショップの6日間では何をやったのか覚えていないのは残念ですが、企画を立ち上げコーディネイトした事で、やることやら考える事ありすぎました。過ぎ去った今となっては、思い出というよりも私の人生の一部として明確に残り一生消えることはないでしょう。

ニコラと田畑さんに関して一番印象に残っているのは、あの二人が初めて出会った日の打ち合わせ時ですね。30分程度田畑さんがニコラに対してセッションをしていたのですが、いつものごとくほとんど触れないセッションでした。ニコラは時折ピクピクなっていたのですが、その帰り道にどうだったかを尋ねたところ、「ヒロと俺は、ずっと深いところでコンタクトしていた」という答えでした。なるほど、納得。

田畑さんにしてもそんなニコラに対し、回を重ねずとも反応が良く正直ホッとしたようです。何しろ初対面でこれから一緒に仕事をする相方となるわけですから。ニコラの応答性(responsiveness)が非常に高く、相性は悪くないと感じ取っていたようです。物理的接触に拘らず、感覚を頼りに信頼しあえるあの二人だったからこそ、あの現場を創り上げ、言語化すらできない響き合うような余韻を残してくれたのでしょう。

両講師のフィードバックだけでも、企画発案者として十分過ぎるご褒美です。言語化する事は難しいというニコラに対して、今回はかなり深いところに潜ったと言ってくれた田畑さん。次回の二人の邂逅時には、言語化できないままでも、身体を通したニコラ独自の表現と、深海の中でだんだん視界がクリアーになった田畑さんの新しいフィールドで楽しいことしてくれると期待しています。

企画をしてお願いしたものの、正直どうなるのか気がかり半分、楽しみにしていました。しかし、こんな結末がやってくるとは予想すらできませんでした。そこまでに行き着く過程も初めてのことだらけだったので、紆余曲折あったからこその賜物で感慨深く、最近おぢさん思わず幾度も涙しております。歳とると涙腺が弱くなるんです。

これで終わりと言いながら今まで引っ張ってきましたが、今後もこうして時折り引き合いついでに出させていただきます。そしていつかは一冊の本にまとめて、作家デヴューやっちゃいます。