力説

Notice

以前より、筋膜についての所見を私なりの見解で述べておりました。本日は、その筋膜をターゲットとするロルフィングの、特色をお伝えしようと考えておりますが、いつものごとく脱線する可能性秘めておりますので、暇つぶし程度にご覧下さい。まだ筋膜自体よくご存知でない方、なんか聞いたことあるなぁ程度の方、ためしてガッテンで見た!と知ったかぶっている方。まずはこちらの筋膜とは筋膜とはpart2に一度目を通してから出直してきてください。

ホント簡単にざっとおさらいすると、これまで解剖学的に、人体を形成する組織の中でその他大勢として捉えられていた結合組織というやつら、実際によくわかっていない部分が多かったと。んで、その他大勢のこいつ等が、ここ数十年のリサーチにより、実はとんでもなく有能で、もう一度全てをひっくり返して研究する必要性がありそうだという感じですかね。時代は常に進んでいます。

実際に私が調べ上げて紹介していた事は、(解説する力量はありません)ある程度みなさんもご存知のように筋膜とは、全身のネットワークとして全てのパーツを包み込むシートの様なもので、神経細胞よりも早い伝達能力を持っており、免疫システムもこの筋膜を使用し常時機能している。これらの癒着により、可動域や柔軟性を失い、身体内の知覚性が薄れ、姿勢も崩れて不健康になりやすい。筋肉の張りやコリなんかと違って、完全復活までに時間がかかる、かな。こんな感じですね。(ソースは北欧・欧米サイトより)

要するに、健康増進には欠かせない一つの器官であると改めて捉え直し、世界の医学、解剖学界は注目しているわけですよ。もっと深く足を踏み入れると、精神世界やら脳科学など、これまでに解明できていなかった人体の秘密・神秘性へとつながる足掛かりとなる雰囲気すら醸し出している筋膜。終わりのない旅の、また始まり。

それら筋膜をターゲットとして、セッションを行うのがロルフィングの醍醐味なんですが、巷で最近取り上げられている筋膜リリースなんかとちょっと違う相違点を、きっちりと申し上げたかったことから始まったこの連載、いよいよ佳境に入ってまいりました。なんとかここまで繋げる事が出来ました。

この世の中、色々な施術がありますね。マッサージを始めとし、指圧・鍼灸・レイキなどなど。何やらいかがわしい奴から不可思議だけど効果抜群なもの。そういえば以前に、知り合いの柔道の先生がやっていた鍼灸には時々お世話になっていました。腕はピカイチで、ここはめちゃくちゃ効果的でしたね、そういえば。まだ20代後半から30代前半あたりだったと思いますが、月に一度行くか行かないか程度で通っていました。どうしても腰が痛くて堪らない時に行っておりましたが、どこぞへ移転したのか、ある時突如行方不明になって、それっきりです。その方が今尚近所にいれば、ロルフィングなんかに足を踏み入れてないでしょうね。

まず、上記のような施術を受ける時、行こうと考える時とはどのような時ですか?体の不調やリラックス、この辺の理由から皆さん足を向けるのではないでしょうか?ご自分の体に何か異変を感じた時、人は専門家と言われる方々に見てもらうもしくは、その異変・変調・痛みを軽減してもらう目的で足を向けるのではないでしょうか。はい。はっきり言って他の施術をクソミソ言っているわけではないので、その辺りのご理解、大丈夫ですよね。

まずロルフィング自体が、上記のような施術とは違う理由には、簡単に説明すると、これまでにないコンセプトを最終目的としており、真新しいものだと考えているからです。施術者に身体の特徴や痛みの原因を指摘してもらい、痛みや不調を取り除くスタイルでは、ありません。実際に受けてみてリラックスしたなんていう方も結構いますが、それが本来の目的でもありません。結果としてリラックスいただいた分には、ありがたい事ですが。

ですから、これら何らかの不調の軽減や、リラックスのみを望む方々は、上記の様な以前同様のメジャーな施術を受けられた方が、お手軽で金額もほどほど、無理に長い期間かけて10回のセッションを受ける必要はないと感じます。これ正直なお話です。まぁ実際には、本人自身が何を求めているかであって、他人にどうこういえる問題では一切ないと考えています。変に神秘的体験を期待されても困りますし、ただ純粋に痛みを消したいのであれば、痛み止め飲んだほうが効果的面で安上がりでしょう。

本来のロルフィングの目的の一つは、全体性でもあります。せっかく一つのシートと言われる筋膜をターゲットとするのだから、そこ行っとかないと意味ないでしょう。膝が痛い、腰が痛い。よくある話ですが、じゃあその痛みの根源はどこ?なんです。一応プラクティショナーとしてこれまでの経験上、おおよその目星はつけますが、それがズバリ的中かどうかは、わかりません。だってお医者さんじゃないんだもんです。しかも筋膜も多種多様な層となり身体を包み込んでいるのですから、どこで癒着してどう影響を与えているか、それはその方個人の癖もあり多種多様なのです。

ですから、まずは身体全体をターゲットとした10シリーズなるものが考案されたのでしょう。全体性を見ながら癒着している筋膜を整えることで、これまで述べてきた筋膜の機能が回復し、その後の効果を得るなり、何らかの恩恵にあずかる可能性があるわけです。この恩恵については、私の個人的経験則から言っているだけで、なんとも記述するのが難しく不可思議な体験でした。なにやら面倒なので、割愛します。

これが私の力説したかった、その辺の筋膜リリースとはちょっと違いますよってことです。いろんなところで見かける筋膜リリースやります!的なものでは、どちらかというと、上記に挙げた痛みを軽減する治療法や、リラクゼーション的感覚がほとんどです。肩こり、腰痛。はい一時的に筋膜の癒着を上手に取り除きさえすれば大丈夫ではないのでしょうか。恐らく。でーも、身体の癖や姿勢が以前と変わりなければ、また元の木阿弥状態に陥る可能性大でしょうね。この全体性を見るか否か、私的にとってかなり大きなポイントとなっております。

また、他にも似たようなコンセプトをお持ちのメソッドもあると思いますが、私の自負できるロルフィングの効果・メリットとは、自分自身のパラダイムシフトと言っても過言ではない恩恵を受けることもありえます。これには、もちろんプラクティショナーの腕もさることながら、受け手であるクライエントさんが、それを受け入れるだけの許容力も必要です。これらの可能性については、すべての人間であれば等しく持っている能力だと感じておりますので、どなたでもセッションを受ける決意固めてきていただけると、大丈夫だと思います。このパラダイムシフトとは、タイミングと状態によりかなり稀ですが、これも本人さん次第ですし、これのみを求めてこられても困りますね。

まぁ、そんなに深く考える必要性もありませんが、軽い気持ちでお受けになっても途中で続かなくなるか、ロルフィングに対して、変なイメージを持たれることになりますので、双方にとってお金と時間の無駄になるでしょうから、こうしたことを力説しております。なので、最近はカウンセリング的な事をやってみようとも考えております。約30分程度まずはお話でもして、その後の流れを決めるのも悪くないと考えています。全ては、タイミングとご本人さんの感覚によります。

どうも、まとまりが悪いですね。ロルフィングの特色とか偉そうに書いてましたが、どうにもこうにも難しい内容です。やっぱりまずは、一度受けてみますか?

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