Re-Mapping

Notice

前回の続きです。すでにご存知の方は、まーだ言ってんのかこいつ、と思われる感もあるでしょうが、あくまで個人的意見としてノンオフィシャルで公表しておりますこと、重ねて申し上げます。いつも楽しみに待っていてくれる、いるであろう、傳グルーピーの皆様へ、付け焼き刃でのググった知識をお披露目できる晴れ舞台ですので、くれぐれも協会やら公的機関への通報、苦情など早まった行動はご遠慮くださいませ。

さて本日は、ボディースキーマを書き換える方法とは?としてリマッピングのご紹介です。何やら新手の通販番組の様相になってきましたが、後半にはとっておきの情報盛り沢山ですので、最終最後までお付き合いください。

リマッピングによって、すでに存在するボディースキーマ(図式)を変更するには、今ある図式を書き換えるしかないわけで、中途半端にやるより、全てをまっさらにした方が早い気がするわけです。(私的に)と言っても、生まれた時の状態へと戻るわけでもなく、普段の生活を行いつつ変換していくのですが、新しい刺激や未知なる身体の感覚によって、時には心身の不調を訴える方も出てきます。何かを得ようとする時には、必ず手放すものが必要になる。これ、自然の摂理なり。

まぁ私的に言うと、すでに出来上がっているボディースキーマの初期化(イニシャライズ)が、最も手っ取り早いと考えています。文字通り初期化ですので、一旦全てを消してしまいます。ですからまずは、バックアップを取っておかないと元に戻らないどころか、万が一失敗すると廃人になり、動けなくなる事もありますので、覚悟が必要です。嘘です。初期化自体、そんなコンピューターの如き簡単ではありませんが、難しくもない。これこそタイミングであり、心身の断捨離と心得よ。

このタイミングとして重要な要素は、中枢神経系である無意識の領域で、どれだけ受け入れる準備ができているかですね。これこそ、ロルファーがどれほどセッションしても、本人の意思がどれだけ望んでいても、そのシステムへと届いたつもりでいても、多分関係ありません。だって、無意識なんだもん。本人の中枢神経系が、自動的に生成するわけですから本人のシステムに委ね、自動的にことが進むのを願うしかないのでしょう。これ自己治癒なるものなり。

その準備方法として、身体感覚の新たな探求があるわけです。難しいことではありませんが、セッション一つですぐに簡単に変化を受け入れるほど、人間のシステムは柔軟ではなく、そんな他力本願的システムでは到底、生存不可能でしょう。これらは無意識下の土俵でのお話です。私たちは普段から「ただ生存」する為だけに、呼吸を続け空腹・口渇を感じ、その他の生理的現象を伴っているのです。普段の言動および私たちの思考は、意識の元に作り上げられた「生活」する土俵での話なので、ちゃんちゃら比べものになりません。生命は尊いのです。

では具体的に、身体感覚の探求とはなんぞや?「おれは目も見えとーし、耳もよー聞こえるばい。どっちか言うたら、寒がりばってん、あんまし暑かとも好かん。」的な輩も多数存在しており、説明するにも全てが抽象的なので難しいのですが、感覚ばかりは個人的差異もあり、頭では理解できず、言葉に変換しても多種多様です。しかも、すでに存在する感覚を、ここからどこをどうやって探求するのだろうと思いますよね。

これは実際に、自分自身で身体を観察しながら動かしていくことが最適です。そこでの微妙な感覚を探り出していくことが大切なんですが、イメージトレーニングを取り入れているアスリートも多数おり、両者を同時に行うことで、具体的に感覚が掴みやすくなるのではないでしょうか。他にも、そこにわかりやすく道筋的なガイドがあると、なお簡単にイメージできるのではないでしょうか。ただし、これらの方法は私の提唱していた初期化とは少し違い、すでに感覚自体を感じ取るだけの適応性を持った方々への、推奨方法です。

まさに、ニコラ氏との田畑氏のワークショップで、また新たな一筋の閃光が見えるのではないでしょうか。ニコラ氏による身体感覚の探求と、田畑氏による安定する”場”が、とてつもなく重要な要素であることは、まちがいないです。適応性をすでにお持ちだと自負される方、どうぞ次なるステップへと誘います。ぜひこの機会にレベルアップ、システムアップ目指してみませんか。

http://www.rolfing-den.com/workshop.html

まだ、ご自分の適応性に少し、自信が持てない方、言ってる事はよくわからないけど、何故か気になる方、ご心配なく朗報です。これを機会に初期化しましょう。上記の要素+私の経験則による隠し味を賞味していただきます。これにて役者は出揃い、舞台は整いました。最後に最も必要な要素、生存段階であるシステムからの変容を望む、あなたの心意気をお持ちください。あなたのシステムが、自ら幕を開けることでしょう。