Peru

Surf

ブラジルから飛行機でひとっ飛び。ペルーと言えばその当時、世界一長い波といわれていたチカマが有名でしたが、ブラジルで入手した情報によりその頃(2009年)はまだシークレット的存在だったロビートスに行ってみようと機上のヒトになりました。勿論、世界遺産のマチュピチュぐらいは知っていましたが、当時は全く興味湧かず結局行かずじまいですが、次回のお楽しみにしてます。

この国、飯は美味いし物価は安い、波はいいの三拍子揃って最高です。ただ日本からはちょっと遠いし、水温も決して暖かくはないかな。ペルーの長いコーストラインは、グーフィーフッター憧れのレフト天国。この先、パナマに行くまでほぼ何処も似たようなもんですが、バラエティーに富んだレフト天国は飽きること一切ありません。

基本的に首都リマ辺りから南は、海水もまだ冷たくデカイ波乗りですね。プンタロッカがメイン的なポイントでしたが、朝日が出ずになんとなくジメジメとした暗い雰囲気のエリアでした。お隣の国だけあってやはりブラジリアン多く、地元民からはあまりいいイメージ持たれていないようです。どこも一緒か。日系人の多いブラジリアンに混じり、片言のポルトガル語を話していたので勘違いされていましたが、日本人だとわかると歓迎されたこと覚えています。まぁ同じラテン系としてスペイン語もポルトガル語も、私にとってはオーストラリア英語とアメリカ英語ぐらいの違いでしかないです。

そんな暗い雰囲気を一掃しようとさっさと見切りをつけ、北へ。チカマよりもちょい北にあるパッカスマヨ。ポイントの前に灯台があるオープンオーシャン。んな訳で、いつもうねりを拾いコンスタントに波があり、街は主要な交通経路でもあった気がします。私はこの街でアパートを借りていましたが、一か月約4000円程度の全国最安値でした。

ツーリストの皆さん普段はここで波乗りしながら、波が上がると一斉にチカマに遠征というパターンですが、このパッカスマヨもかなりの距離乗れます。街から歩いてポイントまで行くと30分程度歩いた気がしますが、たった3本の波乗って街まで戻ってきた記憶があります。その後すぐにチカマまで行ってもう一発入り、夜にはバス乗ってロビートスで翌朝波乗り。一度うねりが入ると盛り沢山です。

チカマは波乗りする人には有名ですが、あくまでポイント名としてあるだけで実際にはプエルト・マラブリーゴという小さな港町の外れで、他の観光客など見かけません。この周辺にも宿は目一杯有るので、行き当たりばったりでどうにでもなります。が、ただ単にチカマに行きたい。と伝えてもほとんどの地元民はわかりません。まずはパイハンまでバスで行って、そこからプエルト・マラブリーゴ目指しましょう。もちろんバスは一等を買うべし。首都リマを夜出て、朝方には着きます。

今でこそ有名なこのロビートス。最近はどんな感じになっているのか、想像もつきませんが辺鄙な村でした。波ははっきり言って好いです。ペルーで一番好きなところです。チカマの方が有名で確かに長い波ですが、ポイントがいくつか分かれ、掘れるのからウォーリーまでなんでもあり的な地域。人も結構ばらけるので、そこまで混雑することはその当時はありませんでした。昼頃から風が上がり、カイトボード天国へと変身します。

元軍隊の倉庫内にテントを張るスタイルのサーフキャンプでしたが、窓もない吹きっさらし。眼の前はパノラマでポイントが拝め壮観でした。他にもワンチャコやらいきましたが、とにかく飯が美味く全てが安い。これに尽きるペルーの滞在でした。ちなみにペルーでビールを頼むときは「冷たい奴」と念押さないと、シレッとぬるいの持ってこられる場合ありますので、覚えときましょう。ウナ セルベーサ ムイフリア、ポルファボール セニョリータ!! 

基本的にペルーでもオージーとつるんでました。だって他の人たちの英語が一切わからなかったんだもん。でもやっぱ、いい波があるとこ何処にでもベジマイトありました。始まったばかりのサーフバムの上、冬のシーズンをブラジルで過ごしていたので、ちょっと時期を外した感満載だったのが残念ですが、結局観光ビザ3ヶ月目一杯過ごして次の場所を目指しました。

エクアドル・コロンビアには大した情報もなく、ペルーでつるんでいたオージーからパナマのサンタ・カタリナいい波あるぜ!と情報もらっていたので、このまま一気に飛行機で中米入りしようと航空券を購入。その頃はロビートスに滞在中だったので、リマまで戻るのめんどくさく、エクアドルまでバスで行き、そこから飛ぼうと計画。しかしこのずさんな計画が、本格的な放浪者・バガボンドへの片道切符でした。