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梅雨時のジメジメしたお天気、面倒ですね。うっとおしく蒸し暑い状態、私は大嫌いです。場合によっては、体調に異変を感じのは、この季節の影響もあるようです。みなさん、気象病ってご存知ですか?これ天気の変化で起こる、不調の総称として存在しているようです。

この気象病、その名の通り天気の変化で起こる不調で、二種類に分けられています。一つは、めまいや肩こり・イライラなどの不定愁訴で、検査なんか受けても特定の原因が見つからない、いわゆる自律神経の乱れから起こる症状。もう一方は、偏頭痛や関節痛など、持病悪化の原因らしいです。

この気象病、引き金となるのはその名の通り気圧や気温、温度変化なんかの天気が影響しているようで、特に気圧の変化は影響が高いらしく、梅雨や台風時期はこういった症状が起こりやすいんです。実際ドイツではこの問題を抱える人のために、天気予報ならぬ気圧予報なんかもテレビでやっているといいます。明日はベルリン一帯で急激な気圧変化が起こりそうなので、お出かけの際はご注意を。なんてね。

この気象病、特に影響が高いとされている気圧。人間のどこにセンサーがあると思いますか。ご存知の通り、最近私の中でちょっとしたブームになっている音に関する部位。そう内耳です。これはまだ研究段階だそうですが、身体の平衡感覚を司る内耳には、気圧変化を感知する能力もあるようです。かなり興味深い上に、音だの準静電界だのと旬な話題を盛り上げてくれています。

この内耳にあると考えられているセンサー、気圧変化に身体を順応させるためにあるらしく、普段から自律神経が乱れやすい人は、これらのセンサーから受け取った信号により脳が混乱してしまうことに原因があるようです。海で潜りなんかするときも、水圧の変化に慣れるため、耳抜きしないと痛くてしょうがないですよね。そんな感じで、普段あまり感じることできない気圧も、何かの影響があってもおかしくないです。

気象病の代表的な症状として「めまい」が多いらしいですが、これは脳の混乱で起こっています。平衡感覚の維持には、聴覚(内耳)と視覚(眼)そして足裏から3つの情報が一致する必要があります。しかし、気圧の変化を受けて気圧センサーからは『体のバランスが崩れた』という情報が届き、眼や足裏からは『崩れていない』という情報が届く「ズレ」で脳が混乱し、交感神経が興奮してめまいが生じるみたいです。

これはよく私たちの言う「クッキング」状態と同様で、セッション後に結構起こる現象です。ロルフィングセッション後に立つとふらつきを感じたり、ひどい場合には歩くことが、ままならなくなる方も稀に存在します。これでなんとなく、クッキングが起こるメカニズムやこの最近気になっていたことがなんとなく把握できた感じで、点と点が繋がりつつあります。

実は乗り物酔いも内耳と視覚からの情報の混乱で起こるようで、メカニズムが似ていることから、気象病によるめまいの改善にも、市販の酔い止め薬が効くようです。この酔い止め薬には、内耳の血流を改善し内耳神経の興奮を鎮める効果があるので、頭がぼんやりし症状が出る予兆を感じたら、服用するといいみたいですが、クッキング状態に陥った場合はそれなりの対処法でケアしていますので、セッション後には必要ありません。

もう一方の代表的症状として挙げられる、片頭痛。もともと片頭痛を抱えた人が、梅雨どきなどの気圧の変化を受けて、症状を悪化させるという奴。気圧の変化による交感神経の興奮が原因で似たようなもんですね。興奮した交感神経が収縮させた血管が、反動で拡張することにより、痛みとして神経が刺激されるというしくみみたいです。これらも同様、酔い止め薬が効果的ですし、痛みが出たら首の後ろや額、眉の下の辺りを冷やすと痛みが弱まるらしいです。逆にマッサージや入浴は、体が温まり血管が拡張するので、片頭痛には逆効果とのことでお気をつけください。

普段から不眠症や寝つきが悪いなど自律神経が乱れがちな方は、適度な運動と十分な睡眠で、自律神経を整える習慣付けが大切なので、その辺を心得て生活していると大丈夫ではないかと思います。どちらにしても「痛み」は慢性化すると日常生活にも支障をきたしますよね。他人には分かってもらえないことも多い慢性痛。「こうした慢性痛を抱える人の4分の1は、天気が関係し、男性より女性に多いと話すのは、愛知医科大学病院「学際的痛みセンター」(愛知県長久手市)で天気痛外来を開く医師の佐藤純さん」だそうです。

実際天気によって、身体の状況がどうなったと感じたこと、あまりありませんが、こうした要因も絡んでいるのでしょう。確かに気圧の変化で耳に影響があることは、飛行機の離陸時や海の中で体験済みなので、なんとなく分かる気がします。私自身、セッションを受けてクッキング状態になったことは殆ど無いのでよくわかりませんが、こうしたメカニズムも大いに関係している気がします。まぁほとんどの内容は、ネットで見つけた記事の書き写しですが、思い当たる方は今後、気合い入れて天気予報を見てみましょう。

ちなみにこの「cooking」南アフリカで、波がいい時のことを指すサーファー・スラングの一つです。オーストラリアでは「pumping」となりますが、それぞれの国・地域で違った表現は、何気に面白いですね。どちらも波乗り造語としてサーフ雑誌などで認知されていますが、本来の意味とはちょっと違うと思います。まぁ、どちらかの国へとサーフトリップ行く方は、頭に入れておくと何気によろしいかと。

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